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2001/08.15:レコーディングをしよう

バンドを組んで音が固まってきたら、次にやる作業がレコーディングです。デモテープを作ったり、ライブハウスのオーディションに使ったり、自分達のプレイを冷静に見直すためにも、バンドにとって、レコーディング音源は必要不可欠なものです。
かつてプロの器材だったハードディスクレコーダーも、最近はお小遣いで買えるくらいまで価格が下がり、気楽にレコーディングに取り組むことが可能になってきました。しかしある程度の知識がないと、良いレコーディングはできないし、さらに上を目指すならスタジオでのレコーディングも必要になってきます。
というわけで、今回は簡単なデモテープ作成から、本格的なCDレコーディングまでの様々なノウハウを特集してみました。
※今回はスタジオVETIXの河本芳明さんにアドバイスをいただいて記事を作成しました。

◇MTRレコーディングのコツ!

MTRとは「マルチ・トラック・レコーダー」の略で、ギター、ベース、ドラムなどの音を別々にレコーディングして、後からバランスをとってミックスできるという器材です。最近では、ハードディスクを使ってデジタルレコーディングができるMTRも安価で手に入れることができるようになり、よりプロの音に近い作品作りが可能になってきました。
しかし、いくら高性能の器材を持っていても、レコーディングに関する知識がなくては、良い音に仕上げることはできません。とりあえずは基礎的なことでも覚えておけば、音質はグンとアップしますよ。

ROLANDのハードディスクレコーダー

◇ゲインをしっかりとろう!

ゲインとはMTRへの入力レベルのことです。例えばギターの音を録音しようとすると、MTRのレベルメーターが振れますよね。そして、ボリュームを徐々に上げてゆくと、赤いランプがつくようになります。(針が振るタイプの場合はレッドゾーン)
この赤いランプが点滅している状態、つまりアタックの強い演奏のときに時々つく状態がベストです。これがつきっぱなしのときは、音がひずんでしまい、本来の音が録音できないし、つかないように意識しすぎて、ボリュームを低くすると、音がやせてしまい、迫力のないものになってしまいます。
結構微妙な作業なので時間がかかるかもしれませんが、これをしっかりやることが録音の第一歩です。後で困らないためにもこれは押さえておきましょう。

◇マイキングには徹底的にこだわろう!

マイキングとは
マイクの角度や距離を最も良い音がとれるように調節する作業です。
よく、録音時にMTRのイコライザーを使って音を作ってしまう人もいますが、この段階でイコライジングをすると、後の作業で都合が悪くなる場合があるので、なるべく音はマイキングで作るようにしましょう。
例えばギターアンプの音をマイクで録音する場合、スピーカーの真ん中、端の方、遠く離した場所ではかなり音が違っています。マイクの位置を変えながら試し録りを繰り返して、最も好きな音で取れた場所を本番で採用しましょう。これはベースアンプの場合も同じです。
ボーカルも同じ要領で、様々な角度や距離で歌ってみて、最も良い声で録れた位置を覚えましょう。

ただし、ドラムのマイキングはかなり難しく、距離や角度だけではすまないこともあるので、どうしても最高の音でドラムを録音したいという場合は、専門のエンジニアに頼んだほうがいいでしょう。



マイクの位置や距離を変えて試し録りをしてみる